スタッフが日帰りツアーに先駆けねりきり細工を体験してきましたのでご紹介致します。
ねりきりとは?
ねりきりとは、お茶席や儀礼といった特別な場にも用いられる上等な和菓子のことです。
自然の風物をイメージし、微妙な色合いと巧みな造形を楽しむねりきりは、まさに和菓子の芸術品です。
今回のツアーでは、「つゆくさ」「おとしふみ」「はさみきく」の3種類を作ります。
つゆくさの作り方
きんとんぶるいという、あんをそぼろ状に出す道具を使います。
きんとんぶるいでそぼろ状に漉し出したねりきり生地を、芯となるあん玉に箸でふわりとつけて成形します。
色のバランスを考えながら形成するのが楽しかったです。
おとしふみの作り方
ねりきり生地を木の葉の抜型で抜き、へらで葉脈をつけます。
あん玉を包むように木の葉を折り、ねりきり生地の小玉をつけて完成。
おとしふみとは昆虫の名前で、木の葉についた小玉は卵を表しています。
はさみきくの作り方
花びら用に色付けしたねりきり生地で、あん玉を包み丸い形を作ります。
ねりきり生地に、はさみで一枚一枚花びらを刻み、菊の花を仕上げます。
上中心まで花びらを切ったら、黄色のねりきり生地を菊の中心に三角ベラで押すようにして付けたら完成です。
はさみの入れ方で印象が変わりますし、実際ここが一番難しかったです。
個性が出て面白い
体験中の小学生は途中から目や眉毛を付け足したオリジナルねりきりにアレンジしだし、もう夢中で新しいキャラクター??を作り出していました。
〈クッキーモンスターのお友達??〉
大人でも十分に楽しめ、1時間があっという間でした。
店員さんが親切に指導してくださるので、初心者でも簡単にねりきりを作ることが出来ます。
ねりきりの完成
出来上がったねりきりは、化粧箱に入れて持ち帰るのですが、このラベルにも楽しめる仕掛けがあります。
どんな仕掛けかは、体験してからのお楽しみ♪♬
完成したねりきりの消費期限は、夏場は当日限り、冬場は翌日中にお召し上がりくださいとのことでした。
自分で作ったねりきりは、愛着があって少し食べるのがもったいない気もしましたが、美味しく頂きました。
やはり出来立てが一番美味しいそうです。
大人も子どもも楽しめるねりきり細工、是非体験してみてください。